関西通信電線がケーブル生産の品質管理に「CENTERVIEW 8000」と「CAPACITANCE 2000」を活用

兵庫県宝塚市に拠点を置く関西通信電線株式会社は、通信ケーブルの製造および技術支援を専門とする企業です。1965年の創業以来、同社は通信・放送・ネットワーク向けに幅広いケーブル製品を開発してきました。これには、同軸ケーブル、ツイストペアケーブル、高周波ケーブル、小径の屋外ケーブル、監視カメラケーブル、特注ケーブルなどが含まれます。生産プロセスのモニタリングのため、同社はSIKORA社の「CAPACITANCE 2000」と「CENTERVIEW 8000」を導入しています。

関西通信電線は通信ケーブル生産の品質管理にCENTERVIEW 8000を使用

今日のケーブル製造ラインにおいて、連続インライン測定は品質管理の重要な要素です。「異常は、後工程での検査やサンプリングだけではリアルタイムで検出することが難しく、オンラインでのモニタリングにより、外径の変動、偏芯の傾向、静電容量の変化を即座に把握し、事前に不良を防ぐことができます。」と、関西通信電線 製造部 次長の中山信州氏は説明します。
同社は、絶縁体の肉厚、外径、偏芯、真円度を高精度で連続測定する「CENTERVIEW 8000」や、プロセッサシステム「ECOCONTROL 6000」との組み合わせによるリアルタイム可視化・モニタリングなどに、複数のSIKORA製品を使用しています。さらに、CENTERVIEW 8000に記録・蓄積されたトレンドデータを分析に活用しています。この技術によって、製造プロセスの立ち上げ時間を大幅に短縮することができました。「以前は、巻取り部でサンプリングをして構造確認を行い、問題がなければそのまま生産を続行していました。しかし問題が見つかれば作業を繰り返す必要があり、立ち上げロスが発生していました。CENTERVIEW 8000を導入したことでこの工程が不要となり、立ち上げロスの削減に加え、樹脂や導体材料の削減にもつながりました。」と中山氏は述べています。

測定値はリアルタイムにCENTERVIEW 8000のモニターに表示
関西通信電線の生産ラインにおけるCAPACITANCE 2000を使用したSRLとVSWR分析

また同社は、リアルタイムの静電容量測定および SRL(Structural Return Loss)、VSWR(Voltage Standing Wave Ratio)分析のために「CAPACITANCE 2000」と「ECOCONTROL 6000」を活用しています。これにより、製造中の状態を容易に可視化し確認できます。「当社ラインでは、12G対応製品向けの絶縁体も製造しています。SRLとVSWRの分析機能により、インピーダンス特性の安定化や、絶縁や内部導体の微細な周期変動の検出、設備振動による影響の特定が可能になります。」と中山氏はSRL分析の重要性を強調します。静電容量、SRL、VSWRのリアルタイム確認により、プロセスの安定性を即時に判断でき、立ち上げロスの削減にもつながっています。

測定値はECOCONTROL 6000上でリアルタイム表示

「当社にとってSIKORA製品の最大の利点は、安定した製品品質を顧客に保証できる点です。CENTERVIEW 8000は測定データに基づき品質保証の透明性を提供し、CAPACITANCE 2000は電気特性の均一化により信頼性の高いケーブル供給を実現します。その結果、顧客に高い高周波特性を備えた高品質なケーブルを提供することができます。」と中山氏は述べています。