CENTERVIEW 8000
CENTERVIEW 8000は、ユニークな8点偏芯、4軸外径、8点真円度測定を最高測定精度で実現し、LANや同軸ケーブル、自動車や設備ケーブルの非接触式、継続的オンライン測定をご提供します。
CENTERVIEW 8000は、あらゆる丸型の単線導体ワイヤーと単線及びより線導体の固体及び発泡絶縁ケーブルの製造ライン用に特別に設計された非接触式の測定ヘッドです。
同システムはオンラインでケーブルの偏芯、肉厚、外径、真円度を高い単精度値で測定します。4軸(外径)または8点(偏芯、真円度)で測定し、測定値は搭載ディスプレイやプロセッサ・システムECOCONTROL シリーズに表示されます。作業者は瞬時に偏芯値を確認することができ、すぐにクロスヘッドの制御やセンタリングに反映させることが可能です。結果、材料削減の最大化が保証されます。
携帯電話、LEDディスプレイ、医療用プローブなどのアプリケーションでは、極細サイズのワイヤーが必要とされます。それらのケーブルは導体径25μm、絶縁肉厚80μmにもなります。このような外径のケーブルにおいては、高周波信号をロスなく伝送するため、仕様は厳守されなければなりません。
特別バージョンのCENTERVIEW 8010は、 外径0.05 mm (40 AWG)からの極細同軸ケーブルの測定に最適なモデルとなっています。
測定原理 | 非接触式、光学/誘導センター及び4軸CCDライン技術とパルス駆動レーザー光源の組合せ |
---|---|
適用 | 電話ケーブル、データケーブル(CAT 5, 6, 7)、同軸ケーブル、自動車または設備配線用ケーブル等のあらゆる丸型、単線導体ワイヤー及び単線または撚り線導体ケーブル |
測定時間 | 0.25 μs |
測定回数 | 500回/秒 (その他ご要望に応じる) |
測定範囲 | 0.25 - 10 mm* |
測定部 | 12.5 mm |
解像度 | 選択可能 1 μm, 10 μm (工場出荷時1 μm) |
測定精度 | 偏芯: < ± 1.0 μm** 外径: ± 0.5 μm* |
繰返精度 | 偏芯: ± 1.0 μm 外径: ± 0.1 μm |
インターフェース | RS485 + RS232診断用インターフェース オプション: Profibus-DP (CENTERVIEW 8000eではオプション), 産業用フィールドバス (例. Profinet IO, EtherNet/IP, CANopen, DeviceNet) |
電源 | 115 または 230 V AC ± 10%, 50/60 Hz, 500 VA |
許容環境温度 | + 5 ~ + 50°C |
寸法 (W x D x H) | 200 x 150 x 1,106 mm |
* オプションでCENTERVIEW 8010は外径0.1 - 10 mmの極細同軸ケーブルに対応するモデルもご提供しています。 ** 撚り線2 μm |
測定原理 | 非接触式、光学/誘導センター及び4軸CCDライン技術とパルス駆動レーザー光源の組合せ |
---|---|
適用 | 電話ケーブル、データケーブル(CAT 5, 6, 7)、同軸ケーブル、自動車または設備配線用ケーブル等のあらゆる丸型、単線導体ワイヤー及び単線または撚り線導体ケーブル |
測定時間 | 0.25 µs |
測定回数 | 500回/秒 (その他ご要望に応じる) |
測定範囲 | 0.5 - 25 mm |
測定部 | 28 mm |
解像度 | 選択可能1 μm, 10 μm (工場出荷時1 μm) |
測定精度 | 偏芯: < ± 2,5 μm* 外径: ± 1.0 μm |
繰返精度 | 偏芯: ± 2,0 μm 外径: ± 0.2 μm |
インターフェース | RS485 + RS232診断用インターフェース オプション: Profibus-DP (CENTERVIEW 8000eではオプション), 産業用フィールドバス (例. Profinet IO, EtherNet/IP, CANopen, DeviceNet) |
電源 | 115 または 230 V AC ± 10%, 50/60 Hz, 500 VA |
許容環境温度 | + 5 ~ + 50°C |
寸法 (W x D x H) | 200 x 319 x 1,110.4 mm |
* 撚り線: 5 μm |
CENTERVIEW 8000は、製品径0.1から25mmに適応しているため、同軸および極細同軸ケーブル、LANケーブル、自動車用およびあらゆる種類の設備配線用ケーブルなど、あらゆる種類の丸型、単線ワイヤーや撚線や単線導体ケーブルの測定に最適です。
誘導測定回路が各センサーで均等な信号強度を監視し、モーターを制御して、導体との同心位置を確保します。
一方では、このコンセプトにより、環境からの誘導回路への干渉が少なくなり、2 つの光学システムで 8 点測定が可能になります。システムの入力と出力にそれぞれ光学システムを搭載することの追加の効果は、潜在的な傾斜角度の検出であり、したがって、正確な測定値が保証されます。
ひとつの偏心だけではケーブルが不良になることはありませんが、恒久的な変動は不良になります。散布図は、偏心の短期的な変動の分布を視覚化します。たとえば、導体が振動するときに発生する楕円型の分布や、回転する導体によって引き起こされるリング型の分布など、どちらも肉厚の永続的な変動につながります。