ワイヤー、ケーブル、光ファイバー、ホース、チューブ及びその他丸形製品の外径測定
長年に渡り、外径の継続的制御は丸形押出成形品の製造ラインにおいて必要基準とされてきました。
- 光ファイバーと光ファイバーケーブル
- プラスチックパイプ、複合パイプ、金属パイプ
- ワイヤー、ケーブル、データケーブル、設置ケーブル
- ゴムチューブ、医療チューブ及びその他
ますます要求が高まる品質基準と最適な材料消費を同時に満たすためには、効率的な製造が必要です。更に、削減したミクロン単位の原材料は、ますます希少となる資源を保全します。正しい測定技術の選択は、経済的な利点となります。
従来の機械的サンプル検査は、ラインのあらゆる位置での非接触式インライン測定に置き換わっています。LASER Series 2000 や LASER PRO 等のSIKORA製品質管理向け最先端の測定装置は、インパルス制御レーザー光源とCCDライン技術の組合せで可動部品を使用せず動作するため、機械的摩耗や故障がありません。
回折に基づく外径測定方式
SIKORA製LASER Series 2000とLASER PRO の測定原理は、回折解析に基づいています。扇形のレーザー光が高分解能CCDラインに向けて発光されます。ラインセンサー上には製品の影イメージが現れます。暗から明への変化が起こる点には、製品の表面における光の回折の結果として強度変動が生じます。
光の回折の理論に基づき、強度変動情報から左右幾何学的な影の縁の接線が算出されます。90°でオフセットされる測定面の接線と合わせて、製品に接する4本の接線が現れます。
従って、外径は測定範囲における位置に左右されることなく、サブミクロンの精度と繰返し精度で測定されます。
効率的2軸と3軸外径測定
最高精度、信頼性と継続的機能性が外径範囲0.05から500mm向けSIKORA製2軸と3軸の測定ヘッドLASER Series 2000 XYの卓越した特徴です。機能的なデザインにより、同装置は製造ラインのあらゆる位置に設置することが可能です。
LASER Series 2000 Tの3軸測定は更に、正確な真円度測定を可能とし、例えば高精度な適合が要求される複合パイプの製造等に使用されます。
ハイエンドな2軸外径測定
NDT(非破壊テスト)分野でのハイエンドな外径測定向けSIKORA製 LASER PRO は、更にコブ検知等の機能もご提供します。測定回数各軸毎秒5,000回やwifiはインダストリー4.0の更なる利点です。
最高の精度
両製品ライン共に非常に短い露光時間で非接触式で測定し、製造工程の標準偏差の算出に重要となる高精度単一測定値及び繰返し精度をご提供します。製品外径0.05から500mmまでにおいて各軸各秒数千回の測定が可能です。
CCDラインセンサーを使用するSIKORA製測定装置は透明及び不透明両製品を二または三面にて検知し、-あらゆる適用製品において-常に正確に動作します。同装置は工業デザインと最高精度と信頼性を組合せ、結果、最適及び最高の効率的ライン制御を保証します。
その他測定サイズ向け技術
レーザー技術に基づく従来の外径測定ヘッドに加え、SIKORAのポートフォリオには-外径だけでなく-肉厚、真円度、偏芯を信頼性高く測定する高機能なシステムが含まれます。CENTERVIEW 8000, X-RAY 6000 PRO,X-RAY 8000 ADVANCED/NXT等です。同システムは光学、誘導及びエックス線測定方式に基づいています。
SIKORAの外径測定のメリット
- 校正不要
- 可用性:99.8%
- インダストリー4.0:幅広いインターフェースのオプション
- 最適な製品品質のための最高精度
- 信頼性高いSMD技術、可動部品不使用
- 非接触式CCDライン技術とインパルス制御レーザー光源の組合せ
- 測定ヘッド内で直に測定データを処理。トレンド、統計、標準偏差やFFTの算出を含む